Sunday, March 31, 2013

春の空



初めて通る道。 この空も。

この写真を撮って、30歩前に進んで右を向いたら、







ジャン!

エッフェル塔と対面できた。

相変わらずカッコイイ、、、が私の写真が曲がってる。







この後迷いに迷って、途中地下鉄の力を借りて行ったのが、

「Le Bal」。


写真を専門に扱うギャラリーですが、入場料払いますので、小さな写真美術館ですね。

一階に15畳くらいのフロアー、地下にその2倍の広さのフロアーと二つの展示スペースがあります。 地下は柱が何本かあるだけで仕切り等はありません。

今やっている展示は、ANTOINE D'AGATAさんの作品。






帰り道、大きな交差点の片隅で一心に栗をコロコロさせているおじさんに目が止まった。真面目な横顔を撮らせてもらいたくて、栗を買って写真を撮らせてもらおうと話しにいくとボクはダメだけど栗はいいよ、写真に撮られてはならない事情があるんだと。 

チラシをくるっと丸めて三角錐にして作った容器にポコポコと8つぐらいの焼き栗入れてくれて、それとは別にこれは君に、と一つ手のひらにのせてくれました。






帰りに見つけたガーデニア。 

前に住むキャシーとジャックの家のガーデニアを思い出す。

元気かな?




Saturday, March 30, 2013

わっ! 





今日は街まで買い物に。

とある道を歩いていると通りの向こうの歩道で男の人と小さな男の子が、突如ワッ!と通りかかる女性を驚かせていた。 知り合いなのかな? と思って平行で歩きながら様子を伺う。 家族のようです。

少しして私が歩く方の歩道に3人が渡って来た。 暫く歩いていると男との子とお父さんが小走りに私を抜かす。 やっぱり子供は走るのが好きだな〜、お父さんがんばれと思っていると、壁の凹みに消える。 

あ、またわっ!てやるんだ、と思って直ぐさま通りを渡り私も密かに待っていると、お母さん来る。 わっ!

歩くといい事に出くわすもんだ。 

ポカポカ〜。




撮った後すかさず彼らを追いかけ写真を撮った事、知らせる。大部分ジェスチャーで。

パリの街。


そしてここからブノ・ボヌボーとミリィーラフォレ。

綺麗なブルー。






宿に着いた次の日、ミリィーラフォレに行きました。 
宿から歩いて1時間半ぐらい。でもゲオルグさんが町まで車で送ってくれました。

おかげで車がブンブン通る道を歩かずに済んで、ありがたかった。

私の撮ったにしては珍しく鳥がどこにいるかよく分かるでしょ、ウホ。





ミリィーラフォレの町は横に1〜2キロぐらいかな? 

町の端っこまで来て森に入りそうな小道を見つけ、ほんのり登り坂の小道をズンズン入っていくと、突然開けた大地。
空って明るい。





向こう側に町がうっすら見えます。






ね。

知らぬ間に結構登っていました。





土が掘り起こされているところとまだのところ。

そろそろ種まきなんだな。





森を抜けて町に戻る途中で見つけた苔の上に咲く花達。
何だか苔もいろいろいます。






ミリィーラフォレ、こういう道が幾つもあります。






気温はまだ低いけど、ちょっと春の雰囲気。






 お腹が空いたので、カフェにピットイン。
ドアを開けると人でいっぱい。 席が空いてないと思うや否や、
カウンターからおじさんが、「デューミニッ、デューミニッ(2分)」って。

暫く歩いてまた戻って来たら、ポンポンと幾つか席が空いてました。 
ちょうどお昼休みだったんですね。

今日のランチを頼んだら、こちらが登場!

くくく、実は何のお肉を食べたのか、未だに分からん。

今日のランチには2つあっておじさんが説明してくれたのだがどっちも分からない。なので、発音を覚えている二つ目のをすかさず言って、最後に「スィルブプレ〜♪」をつけ、運ばれてきたのがこちら。 野生の香りが漂う、しかし柔らかいお肉。 ちょっとラムに似ているかな? もしかして、ウ・サ・ギ?って密かに思っています。

豆も美味しかった〜。 






そしていよいよジャンコクトーの家に向かうことに。

印象は、

好きなものだけが置かれた部屋。


ペンで描かれた線だけのイラストが何点かありました。 
表したいものを線にするって、難しいと初めて思った。


そして外に出ると庭も広いです。






下の写真の彼女達は、美術館の受付の方のお子さんのようでした。 
ずっと庭で走ったり何か探したり、とにかく遊んでいて、それがノンストップ。

家から出て広い庭を歩いていると、後ろからボンジュールって声が。
それで「ボンジュー」と言うと、「ボンジューだって」と真ん中の子が右端の子に言ってって、それでもう一回「ボンジュール」って言って「OK?」って聞くと、うんと。

かわいいなぁ〜。

その後庭の先の方まで歩いて戻ってくると、近くに来てこっちこっちと手招きされ、これは犬が食べるんだと教えてくれたり、名前を教え合ったり、ちょこっところっと話をしました。

ゾフィ&ジャン。





写真を撮った後、真ん中の子がくっると向き直って戻って来たら、

この花を。





本に挟んで押し花にしよう。






この後コクトーがデザインしたチャペルに行きました。

小さな建物の内部の壁には、草花の絵が天井に伸びるように大きく幾つも描かれています。

猫の絵が角にあってそれを見てふと振り返ると、その対角線場にコクトーの彫像が。
目が合った。 そんな風に位置づけられているのかも。


そして宿への帰路。

行きにゲオルグさんがここの道を通ると森の中を歩けて宿近くのここに出るんだよと教えてくれ、そこを歩くのを楽しみに。

でもそこまでは車ブンブンの道を通るしかないなと思っていたら、森に入る小道を発見。

ゲオルグさんが車の中でこの森の中も歩けるんだよと。その言葉が残ってて、おかげで見つけられた。





歩いていると小さな動きにも、反応。

なんか言ってるみたいでない?






下は一個目の森を抜けたところ。 

曖昧な色の空が冬になろうか春になろうかと迷ってるようだ。






で二つ目の森に突入。

黙々と歩いているとなにやら独特の形の木が。 最初は何か分からなかったです。





こうして薄暗くなる頃に宿に到着。



実は、今日、嬉しい返事が届きました。

ブノ・ボヌボーに着いた日、メッスの町のスーパーで天使達に会ったのです。
驚きました。
もしかして会えるかな? と、ほんの少し思っていました。

メールアドレスと名前を伺い、パリに帰ってメールで写真を送り今日返信がありました。

またいつの日か会えるといいな。





Friday, March 29, 2013




落ち着いたら遠出しようと思ってて、その場所を時々インターネットで探すのが楽しみになっていました。 

ある日ミリィーラフォレという村の事を知り、それをきっかけに辿り着いたのが今回の宿です。 

小道を入っていくと、左に馬のいる広場があり右に家があります。






ニワトリは昼間は放し飼いされているようで、餌を探しつつあっちこっちオモシロイ事はないかと探している子供のような動き。

たまに馬のところに情報収集に来るのか或は情報提供なのか、ちょっかい出しに来てます。





部屋には窓が3つ。

一つの窓辺には小さなパンジー。






こちらの窓には緑とシクラメン。

この窓から馬の広場が見えます。






この窓の前に食事や書き物が出来るくらいの大きさの丸テーブルと椅子が3つ置かれています。 前に見えるのは馬小屋。 馬は夜ここで休んでいます。






白いカーテンを挟んでいるのは、小ちゃなカメ。







丸テーブルの斜め横に洋服や荷物をしまえる棚。






鍵もついています。






この林の中を抜けるとゲオルグ&ミレーユの家があります。






火事にあって屋根もなかったこの家を見つけ修復しここに暮らすようになったそうです。







ムッシュゲオルグが朝食を用意してくれます。

2種類のチーズ、2種類のパン、バター、2種類のジャム、2種類のハム、ヨーグルト、コーヒー、オレンジジュース。

こうして書いてみると、なんでも2種類ずつ用意してくれたんだな。


様々な木の実。





中の形も味も様々。







これは何でしょう?





これは?






そしてこれは?






そしてこぉれは?




*答えは後ほど。




ゲオルグさん。








いつ会っても同じ表情のゲオルグさんですが、イノシシの牙と蛇の玉子と鹿の角とマンモスの歯を見せてくれた時だけはほんの少し雰囲気が違っていました。











最後まで名前を覚えられなかった、、、、。

女の子で10歳。 

椅子に座っていると鼻を腿上にのせにきます。

もう会いたい、笑。




Monday, March 25, 2013

その時



今朝の雲。


















空も気ままだな。



明日から2泊でミリーラフォレに再度行ってきます。

今度は予約をしっかり入れたので、安心して参ります。


馬とニワトリと犬がいる宿です。 

いってきます!









Sunday, March 24, 2013

考える、フランス




昨日と打って変わって再び寒くなったフランス。
外に出たら思った以上に寒い。
家は4階にあるので少しためらいましたが、やはりマフラーを取りに戻ることに。

大正解。


途中、鳥の声がするんで見上げると3羽もとまってる。

撮った後確認した時はいるいると思ったのに、今見つけるとどこだか分からない。

真ん中辺りに1羽いたと思ったんだけど、、。

ちびっこなのに鳴く声が大きい、笑。






モンマルトルまで予定では2時間。

今日は凱旋門を横目にシャンゼリゼを横切り、北へ。

今回はちょびっと道筋を変えて、うふ。

颯爽?と歩いていると、ふと横の道に何かが。

何だこの丸は?








可愛い。







撫でてみたら冷たかった。







向こうからちびっ子が勢いよくあらわる。

私が立ちはだかってしまったせいで、ちょうど私の前で停車。

目が合う。 
あんまり可愛いんでニコっとしたら、

「ボンジュール!」と言われビックリ。

これからはどんどん自分からボンジュールって言おう。



子供達みんなっていうぐらい、この物体に乗っています。

大流行。






分かるかな? 

このマダムも軽快に乗ってます。

そう、子供ばかりではないのです。 以前70歳はきっと超えていらっしゃるだろう老婦人が八百屋さんにこれで乗り付け、入り口でたたんで入るのに出くわした事がありました。

ちょっと感動。

このマダムも全身茶で統一されたエレガントな装いで前からすーっと登場。
切実に私も乗ってみたい。






さ、モンマルトルに到着。

坂の町。







今日はモンマルトル美術館が目的でした。
ロートレックや、、、、、スミマセン名前を覚える気が全くないので他のアーティストの名前は分かりませんが、想像通り素敵だった。

昨夜読んだ説明の中のボヘミアンな雰囲気という言葉にピピッときてよし!と決めました。

イラストやシンプルなタッチの絵が多く、中でも風刺画が心に残っています。
最初の部屋の絵達を観ている時から心と体がフワフワっと軽くなりました。

重厚な美術館とは異なる独特の魅力で、部屋によってはピアノやシャンソンが流れていて、心地いい。

観てたら相当お腹が減ってきて、小さなお店に入る。

お腹空いてたせいで、お肉、お肉、お肉、とお肉を目指してたのですが、ここのお店はキッシュやホットサンド的なものしかなく、そこで横の席の人が食べているものを頼み、運ばれてきたのがこちら。

この美味しさには、驚きました。 パンの上に乗っているのはゴーダチーズ。 このチーズとパンの間にハチミツとマスタードがふんわり感じられくらいに塗られていて、で一番上のスライスアーモンド。 焦げてるでしょ。 でもこの焦げが素晴らしかった。







おそらくバランスなんだろうな。 それと愛情です。 作られている方は女性で一見すごく素っ気ない。彼女がお皿を下げに来てくれた時、美味しかったですと伝えると、一言メルシーで直ぐさまカウンターに消えてしまいました。 私が独りで感動しているだけに、彼女の反応が物足りなかっただけかもしれませんが、ハハハ。

しかしこの一皿を食べたら、その素っ気なさの奥にあるものを感じずに入られません。 普段、デザートは食べませんが、頼みました。 このお店の他のメニューも全て食べたいです。



そして、家路に。

凱旋門近くに来ると、何やら騒々しい。 なんだろう?と思ったら、大きなデモ。

人々が続々と凱旋門に集まってくる。 
デモなんだから何かを訴えているんだろうけど、お年寄りから子供までみんなどこか穏やか。

帰ってマダムに聞いたら、今フランスでは同性婚の法制化が進められてい、そのカップルが子供の養子縁組をする事に関しての反対デモとの事。






デモに出会った時、最初はフランスでこういう事があるんだという発見、そしてその現場に出会えた喜びがありましたが、と同時にどこか寂しさも。

どうしてか考えたけど答えが出ないまま家についてデモの内容を聞いて、更に少々寂しさ増えました。 

それでも現実を目の当たりに出来たことは、何よりでした。


考える。 フランス。