Sunday, March 24, 2013

考える、フランス




昨日と打って変わって再び寒くなったフランス。
外に出たら思った以上に寒い。
家は4階にあるので少しためらいましたが、やはりマフラーを取りに戻ることに。

大正解。


途中、鳥の声がするんで見上げると3羽もとまってる。

撮った後確認した時はいるいると思ったのに、今見つけるとどこだか分からない。

真ん中辺りに1羽いたと思ったんだけど、、。

ちびっこなのに鳴く声が大きい、笑。






モンマルトルまで予定では2時間。

今日は凱旋門を横目にシャンゼリゼを横切り、北へ。

今回はちょびっと道筋を変えて、うふ。

颯爽?と歩いていると、ふと横の道に何かが。

何だこの丸は?








可愛い。







撫でてみたら冷たかった。







向こうからちびっ子が勢いよくあらわる。

私が立ちはだかってしまったせいで、ちょうど私の前で停車。

目が合う。 
あんまり可愛いんでニコっとしたら、

「ボンジュール!」と言われビックリ。

これからはどんどん自分からボンジュールって言おう。



子供達みんなっていうぐらい、この物体に乗っています。

大流行。






分かるかな? 

このマダムも軽快に乗ってます。

そう、子供ばかりではないのです。 以前70歳はきっと超えていらっしゃるだろう老婦人が八百屋さんにこれで乗り付け、入り口でたたんで入るのに出くわした事がありました。

ちょっと感動。

このマダムも全身茶で統一されたエレガントな装いで前からすーっと登場。
切実に私も乗ってみたい。






さ、モンマルトルに到着。

坂の町。







今日はモンマルトル美術館が目的でした。
ロートレックや、、、、、スミマセン名前を覚える気が全くないので他のアーティストの名前は分かりませんが、想像通り素敵だった。

昨夜読んだ説明の中のボヘミアンな雰囲気という言葉にピピッときてよし!と決めました。

イラストやシンプルなタッチの絵が多く、中でも風刺画が心に残っています。
最初の部屋の絵達を観ている時から心と体がフワフワっと軽くなりました。

重厚な美術館とは異なる独特の魅力で、部屋によってはピアノやシャンソンが流れていて、心地いい。

観てたら相当お腹が減ってきて、小さなお店に入る。

お腹空いてたせいで、お肉、お肉、お肉、とお肉を目指してたのですが、ここのお店はキッシュやホットサンド的なものしかなく、そこで横の席の人が食べているものを頼み、運ばれてきたのがこちら。

この美味しさには、驚きました。 パンの上に乗っているのはゴーダチーズ。 このチーズとパンの間にハチミツとマスタードがふんわり感じられくらいに塗られていて、で一番上のスライスアーモンド。 焦げてるでしょ。 でもこの焦げが素晴らしかった。







おそらくバランスなんだろうな。 それと愛情です。 作られている方は女性で一見すごく素っ気ない。彼女がお皿を下げに来てくれた時、美味しかったですと伝えると、一言メルシーで直ぐさまカウンターに消えてしまいました。 私が独りで感動しているだけに、彼女の反応が物足りなかっただけかもしれませんが、ハハハ。

しかしこの一皿を食べたら、その素っ気なさの奥にあるものを感じずに入られません。 普段、デザートは食べませんが、頼みました。 このお店の他のメニューも全て食べたいです。



そして、家路に。

凱旋門近くに来ると、何やら騒々しい。 なんだろう?と思ったら、大きなデモ。

人々が続々と凱旋門に集まってくる。 
デモなんだから何かを訴えているんだろうけど、お年寄りから子供までみんなどこか穏やか。

帰ってマダムに聞いたら、今フランスでは同性婚の法制化が進められてい、そのカップルが子供の養子縁組をする事に関しての反対デモとの事。






デモに出会った時、最初はフランスでこういう事があるんだという発見、そしてその現場に出会えた喜びがありましたが、と同時にどこか寂しさも。

どうしてか考えたけど答えが出ないまま家についてデモの内容を聞いて、更に少々寂しさ増えました。 

それでも現実を目の当たりに出来たことは、何よりでした。


考える。 フランス。 






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