Friday, October 2, 2015

シュタイナー教育のほんの一コマ



 今日は小学校2年生が受ける英語とユリズミーのクラスを経験しました。

Waldorf Teacher Education Eugeneでは、
2年目は幼児教育と小学・中学教育のどちらかを選択します。

ただベーシックな授業は一緒に学びます。

今日は小学校2年生の授業を経験しました。

先生は2年生の授業を最初から最後までそのまま再現してくれます。

朝、教室の前で先生が1人1人の生徒と挨拶し握手して始まります。

その後、先生が季節に合った詩を読みます。

今日は動作もつきました。

季節の歌を2曲歌い、そしてアルファベットの授業です。

ただ先生はそういう説明は一切しません。

今思えばクラス全体が物語の中にいるように授業が進んでいました。

紙はあらかじめ机にあってクレヨンで先ず紙の上下左右の端を青で線を描きます。

そして上からブ青い空、下には緑の草地、そして土があります、
といいいながら太い真っすぐな線を描いていきます。

上の方の空から斜めの線が降りてきて草地に着地、反対側からも線が斜めに降りてきて、

それはずっと土の中にまで入って行きました。

というように、全てお話をしながらアルファベットを書いていきます。






数の足し算かけ算もこんな風にストーリの中から発見していきました。

話しに魅き込まれあっという間に時間が過ぎました。

このような授業は初めてです。

今まで、子供達のノートを見たせて貰ったことはありますが、
あのノート達がこんな雰囲気の中で出来上がったんだと思うと、

その時間を想像するとどんなにか素晴らしい時間だっただろうと思います。

そして教える先生も楽しそうでした。

基本的な方法を伝えているので、
先生になって余裕ができたらここから自分の方法を創造してくださいと。

思えばどの先生もそんな風に言ってらした。

自分で考え出す事で授業はより生き生きとしたものになる、

とはシュタイナーの言葉です。

今日もいい一日でした。

ありがとうございます。


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