ベルリンへは、朝8時01分発の電車で北駅から出発。
パリ → ケルン → ベルリン
車窓からの風景は、冬の色。
今回も例に漏れずハプニングの連続。
もしかしたら外国で過ごすって、それが当然なんだと思えてきた。
それ自体がハプニングなんだから、つまり海に住む魚が陸に来ちゃったみたいに、
いやそこまで苦しくない、フム、、、、
、、、もしかしたら子供の毎日ってこんなのかもしれない。
知らない事だらけで、毎日今日は何が起きるかワクワクしてて、電車に乗る事さえも楽しくて、つまらないという言葉が存在しなかった。
さて、今回も紆余曲折の末に温かい部屋に辿り着きました。
今回は電車代だけでも相当な出費だったので、泊まりはユースホステルに。
初体験。
個室でトイレが部屋に付いてるのは知ってたけど、ラッキーな事になんとシャワーも付いててタオルまで用意されていた。
一泊39、60ユーロ。
トレビアン!
そして、シャワーを浴びてすぐにベルリンフィルハーモニーの会場へ。
余裕を持って出て、近くで軽い夕食でもと思っていたがとんでもない。
相変わらず迷いに迷って、開演5分前にやっと到着。
朝パリで食べたきり何も食べれてないが、ここに来たらそんな事忘れました。
Kristian Zimmerman が弾いたピアノ。
胸躍らせて来たのに、クラシック初心者の私には難しかった。
モネの絵を見に来たら突然現代美術が表れて、何を表現したいのかが分からなかった、という感じでした。
でも彼が新しい曲に挑戦している事は伝わって来た。
もっと耳を養いたいと思った夜でした。
そして明くる日、これは窓からの眺め。
ちょっと学校の寮みたいですね。
このユースホステルから駅までは、Googleマップでは徒歩で47分。
近くからバスが出ていますが、歩けるところまで歩く事に。
途中でスーパに立ち寄る。
物価が安いのにビックリ。
恐らくフランスの半額ぐらいかな?
小さなパックに詰まったイチゴ、0.99ユーロ。
サンドイッチ、2.50ユーロ。
スーパーの入り口には使用済みの乾電池入れ。
ハワイにも欲しい。
スーパーを出て、またてくてく歩いていると、隣を歩くおばさんと目が合う。
すると少して、あなたはツーリストか?と聞かれたので、そうだと答えると、やはりそうかと。
そして、あなたが歩いているその道は、自転車専用なのだと教えてくれた。
自転車は時々すごいスピードでくるからこっち側を歩いた方がいいと。
なるほど、どおりで歩道が広いわけである。
こんな風に自転車専用の道があるっていいな。
左側が自転車専用です。
そして見えて来た、ベルリン中央駅。
その名も Berlin Hauptbahnhof!
この中央駅のドイツ名(未だにどう発音するかは分からない)、発音が分からなかったので頭の中で中央駅で通していたら、このドイツ名を知らなかった事で大いに迷い、着いた日ドイツ中ほっつき歩いたようなそんな時間を過ごしたので正確な駅名を覚えておく事はとても大切なのだとひしひしと感じたのでした。
そしてそのBerlin Hauptbanhofが向こうに。
橋を渡り終えると、到着。
駅構内。
構内を電車が走ります。
好きな一枚。
フランスからドイツ行く途中、何度も見かけた風力発電。
まだドイツです。
今回のベルリンへの旅。
目的はKristian Zimmermanのピアノを聴くだったのですが、本当の目的は写真の中のオレンジのバッグを率いる女性だったように思います。
彼女は私が泊まったユースホステルを出てすぐの交差点で一緒になりました。一緒になったと言っても、単に一緒に信号待ちをしたという事です。
見たところの年齢は60歳ぐらいでしょうか?
方向が一緒だったのですが、彼女の方が荷物も多く歩調がゆっくりだったので自然先を歩いて行きました。
途中先ほど書いたようにスーパーに立寄、お店を出ると数メーロル先に彼女の姿が。
会った時はコートを着ていたのに、その時はコートを脱いで白いセーターで歩いていました。
私は、ある程度のところまで行ったらバスに乗るか、或はもしかしたら駅まで歩けるかな?ぐらいに思っていました。
でもスーパーを出た時前方に彼女の姿を見て、もしかして彼女について行けば駅に着けると思い、途中街の写真を撮りつつも見失わないようについて行きました。
果たして、彼女はやはり駅まで導いてくれました。
今まで地図を持ってても迷い、持ってなくて迷い、そんな日々だったので、今回一回も迷わずしかも近道までして目的地に辿り着け、嬉しいのを通り越して驚きだった。
かかった時間はおよそ1時間。
彼女はどのくらい歩いたのか?
駅までのバスは10分おきぐらいに出ているから混雑がいやで乗らなかったのではないだろうし。
何故彼女は駅まで歩いたのか?
時折休みながらも歩き続ける彼女は、時間がかかりながらも確実で力強く見えました。
何にも侵されない強さを見せてもらった気がします。
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