Thursday, January 31, 2013

強さ




でも、百はある。


子どもには 
百とおりある。
子どもには
百のことば
百の手
百の考え
百の考え方
遊び方や話し方
百いつでも百の
聞き方
驚き方、愛し方
歌ったり、理解するのに
百の喜び
発見するのに
百の世界
発明するのに
百の世界
夢見るのに
百の世界がある。
子どもには
百のことばがある
(それからもっともっともっと)
けれど九十九は奪われる。
学校や文化が
頭とからだをバラバラにする。
そして子どもにいう
手を使わずに考えなさい
頭を使わずにやりなさい
話さずに聞きなさい
ふざけずに理解しなさい
愛したり驚いたりは
復活祭とクリスマスだけ。
そして子どもにいう
目の前にある世界を発見しなさい 
そして百のうち
九十九を奪ってしまう。
そして子どもにいう
遊びと仕事
現実と空想
科学と想像
空と大地
道理と夢は
一緒にはならないものだと。

つまり
百なんかないという。
子どもはいう
でも、百はある。



ローリス・マラグッツィ (田辺敬子 訳)

夫がこの詩を知るきっかけをくれました。
あじがとぉ〜。


「河内からたち幼稚園」ホームページより)

園長先生の説明を載せさせていただきます。


これは、現在、世界で最も注目され、評価の高いレッジョ・エミリア保育の創設者の一人であるローリス・マラグッツィの詩です。
 レッジョ・エミリアとはイタリア北部にある小さな町(市)の名前です。このレッジョ・エミリアでは、第2次世界大戦直後、それまでの変革と圧制から解き放され、新しいより公正な世界の創造を求めて、男も女も力を合わせて、幼い子ども達のために、自らの手で学校を建てようとしました。そして、労働者、農民、当時のイタリア女性連合が力を合わせ、幼児学校が創られたのです。「すぐれた人材を育てるには、まず乳幼児から」いう理念のもとに、親ばかりでなく市民総出で運営し、幼児の創造力や、表現力を徹底的に伸ばすことを第一のモットーとしてきたのです。




高校時代に出会った信夫先生。

国語の先生でした。

一学期で教えてくれたのは、

あるストーリの中に出て来た、二つの言葉だけ。


「良心の呵責」と「ノスタルジー」


その二つの言葉を私たちに毎回考えさせ、意見を出させ、

様々な方法で引き出そうとしてくれたことを覚えています。

期末テストの先生の字まで、笑。

その頃はみんな手書きのテストでした




テスト問題は、

「良心の呵責」とは?

「ノスタルジー」とは?

その他は確か漢字がちょこっと。

学校もたまには
信夫先生のようなサプライズがあります。




大海で迷子になっても、

それでも

海、風を感じられる心を持っていられたら、


いいなぁ。



















Wednesday, January 30, 2013

今日




最近、相当穏やかなオアフ島。


太陽が見えなくなる寸前、








ちょっと戻って落ち始める頃、







そのちょっと前は太陽は雲の中からほんのり光線。









これは今朝のダイヤモンドヘッド。






殆ど風がなく、海の中がガラスを通して見ている時のように見えました。

岩にくっついている珊瑚まで見えた〜。



ありがとうございま〜す♡





Saturday, January 26, 2013

Ron




今朝、久々にサーフィンに行ってきました。







来て最初の頃に気持ちいい波に幾つか乗ったら、、、

ある頃から、パタッと乗れなくなった。

波が来てもキャッチできない事が続き、、、

果たして私はこのままずっと波に乗れないかも、という思いに駆られ、

それでもまだ乗れないでいると、

一体波をどうやったら捕まえられるんだったかな?

などゴチャゴチャ考え、、、


でもそんな事考えてたらくる波も来なくなりそうだったので、

乗っている人をみながらぼんやりしてたら、

ふと向こうの方で大の字になって落ちる人が、

、、、で、ふとロンのことを思い出しました。

ロンはカリフォルニアのサーファーで、日本で「ちょい悪オヤジ」なんて言葉を聞いた事がありますが、

彼の場合、そりゃもうバリバリ悪オヤジでして、

どんな風に悪いかっていうと、これ、夫から聞いた話ですが、

ある日カリフォルニアのサーフポイントにサーフスクールが突如出現。
大勢の生徒を連れて一つのポイントに入って来た。

いつもそこでサーフィンしていたロンは周りがなだめるも怒りは沸点に。

ここで一つ前置き。

波に乗る時、一つの波に一人のサーファーという唯一といってもいいルールがあるのですが、それをサーフスクールの生徒にも適用。

ロンが乗っていた波に途中から乗って来たサーフスクールの生徒を後ろから突き飛ばして海に落としてしまったそうです。

その落ちる姿が、まるでピコタンのようで可笑しかった、と。


と、話は随分長くなりましたが、私が見た人もまるでピコタンのようでして。

サーフィンって落ちる時も楽しい。私もよくピコタンになって落ちます。

ロンは、そんな風にバリバリで、

俺のする事に文句言わせねーぜ、いい子ぶってんじゃね〜、俺はスクールが嫌いなんだ、

的に本音でしか生きてないような、、、、いや、ようなどころではなく本音しか言わないだろうな。

自分の作ったプラモデルを大きなガラスのケースに飾っているんですが、見せてくれる時の目の輝きようといったら、ほんの少し潤んじゃったりして少女漫画にでてきそうです。

ビーサンで飛行機に乗ったロン、あれ、運転する時には履き替えたのかな?

ハチャメチャで、日本食が好きで、目が綺麗なロン。

今日は随分ロンの事を思い出すな〜。

元気だろうな〜、笑。






今は奥さんと2人、山の中の一軒家で暮らしています。







ダイヤモンドヘッドのポイントは、ちょっとカリフォルニアのサーフポイントに似ています。

今日は波が穏やかだったから余計に似てたな。


Tuesday, January 22, 2013

wild vegieable




外から、

「みきぃ〜こ〜!」

と呼ぶ声が。

そういえば前に住んでいるキャシーのこの声、子供の頃友人が学校に行く時呼びにきてくれた時の声に似ているな。

キャシーは、以前紹介した様々な種類のレタスを作るジャックおじさんの奥さん。

ベリーショートヘアのキャシー、真っすぐに立つ木を思わせるような人で、見た目なかなかハードボイルドです。

*ここでハードボイルドという言葉を使うにあたり言葉の意味があやふやだったので調べてみると、
「肉体的精神的強靭さ(タフネス)」「非情」という言葉が書かれていました。

非情かどうかは分かりませんが、苦みばしったカッコイイ女性です。


そんなキャシーが家の玄関近くに来ておもむろにポケットから取り出したのは、




このちびっ子トマト達。








窓辺に置いておいておきなさい。

黄色になるから。

という言葉と一緒に私の手のひらに載せてくれました。


種を植えたわけでもなく育てたわけでもなく、

家の庭でいつの間に育っていたそうです。

つまり野生のトマト達。



我々はキャシー&ジャックの家の前に住めて幸せですが、

トマト達も居心地のいい場所を知ってるんだな〜、フム。





Sunday, January 20, 2013



先日の朝の事、

目が覚めて時間を見るため携帯をたぐり寄せると6時半。

、、、それに久しぶりの友人からメッセージが。

今年も元気に年が明け、今年はハワイに行きます!と。

嬉しい一日の始まり。

いつもならベッドの中でうろうろ逡巡するところですが、

爽やかに布団をはねのけ久しぶりに海に行ってきました。







すると風がなく、湖のように水面が落ち着いていて海の底が見えます。

静かにシャワシャワ〜っと波が来て、緩やかに崩れ、

まるで別の世界にいるようでした。







あ、セットが来た。







ショルダーがはっていて、長いライディングができそ〜。

ほぇ〜、幸せ〜。








風のない海の上は、言葉に表せないような柔かな空気が流れています。

昇り始めの太陽は優しい日差しで、セピア色の写真の中にいるようでした。


温かいメッセージで起こしてくれた友人に感謝。

ありがとう♡




Wednesday, January 16, 2013

かなしみ



Lang Langの演奏を聴くと、、、、

「天才」

という言葉が頭に浮かぶ。


天才とは、、、

そりゃわたすには分からん、それは分かってる、

でも一言だけ言わせてちょ。


天才は、もしかして、なんていうか、感じてしまうんじゃないか?

何ていうか物事のあるべき姿が見えているというか、

凡人が理論で頭で計算で様々な努力の上にやっと手にする事を、

なぜか彼らは、感じてしまうのではないか。

その感じることを表現する為に努力はするだろう。

なぜなら、それはそうでなくてはならない事を知っているから。












私たちは、きっとそれぞれのやるべき事を持って生まれてきている、、、気がする。


それを見つける為には自分が自分にならなくちゃだめなんだ。


それには周りの言う事に耳を貸しちゃならん。

なぜなら彼らは私ではないからだ。



私は子供の頃、自分を遠くに置き去りにした。

恥ずべき過去だ。


この詩を読んだとき、

悲しくてそして嬉しかった。



かなしみ

あの青い空の波の音が聞こえるあたりに
何かとんでもないおとし物を
僕はしてきてしまつたらしい

透明な過去の駅で
遺失物係の前に立つたら
僕は余計に悲しくなつてしまつた


(谷川俊太郎著「二十億光年の孤独」より)


私は落としました。

わざと落としました。

落とした破片を見つけるのに何十年もかかった。

そして今も探している。



みんななんていない。

どこにもいないんだ。

ある日夫が教えてくれた。


そして去年重大な発見をした。

子供達は知っているということ。

大切な事が何かを知っている。

子供が天才といわれるのは、そういう事だと私は思う。

それで「星の王子様」の謎の多くが解けた。

彼らがそれを捨ててしまうまでは天才なんだ。

それを捨てさせるか保ち続けさせることができるかは私たちにかかっている。


私たちは大切なものを捨てている。

そうして自ら幸せを捨てて来た。

どうして?

なぜなら幸せが何かを忘れちゃったからなんだ。

幸せになりたいのに、幸せがどんな事か分からなくなっちゃったんだ。


でも子供は知っている。

だから混乱する。

私たちが幸せになりたいと言いながら、不幸の道を選んでいる姿を見て、どうすればいいんだと。


そうして、混乱したまま彼らも大人になっていく。

答えはきっとシンプルなんだ、だって子供に分かるんだから。

破片、はよ見つけな。









Tuesday, January 15, 2013

きっかけ



先日、下駄箱を掃除していると頭の上の方で、

ピチュチュ、ピーチク、、

チチッチチ?

チュッチュッチュ、、♪






上を見るとこの2人。

写真を撮る時は離れてしまいましたが、それまではぴとーっとくっついて、
まるで一羽のようでした。

撮ろうとすると、さり気なく離れちゃってサ。



フランス行きまであと約3週間。

未だに自分が行く事が、滞在する事が信じられません。


どうしてこういう事になったのか、、、


勿論きっかけはあるにはあるのですが、

そんな事は消えちゃうくらいに小さく、

それを提案してくれた夫は宇宙みたいに大きく(底が見えん)、

そして頭に残っているのは、

どうしてこういう事になったんだろう?っていうこと。

まるで雲に乗って行くみたいに、ちょっとそこまで買い物行ってくるみたいに、、。

或は、それは本当は、本当に小さい事なのかもしれない。


今はただ今出来る事をしよう。







Saturday, January 12, 2013

えっへん



これから大掃除を始めます。


ウヒョ。

母が知ったら嘆くだろうな〜、こんな娘で嫁ですんまそん。

計画では靴箱は最後の方だったけど、ひょんなことから靴箱から。

奥の方でしみじみしていた夫のブーツ。

久々に磨きました。

靴磨きにはKIWI。母の言。








靴の隣で真っ黒になって写っているのは、お気に入りだったタンクトップ。

気に入っていて何かというと着ていた為、ストラップの縁取りがほつれ始め、その後小さな穴がチラホラ空きだし、とうとう着るのを断念。

今は靴磨きと洗車用タオルとしての控え選手。

気に入っているだけについつい沢山着てしまい、そのため寿命を縮めてしまった、涙。

大切だからこそぞんざいに扱ってしまう、

なんでやねん?!、、、と思うでしょ、私も思います。


これ私の長年の反省点。


このサーフボードも大切なのに何度もケガさせてます。






こちらはテール部分。

ハワイに来て初めて買ったボード。

、、、相当傷だらけです。

つい先日も大きなケガを負わせてしまった。

傷はオロナイン塗ってパッキングテープを貼って暫くすると直る、

という事はあるわけがなく、

夫が時間を作ってくれ、

家裏でシュッシュッシュッシュとヤスリをかけ、

マスキングテープを張り、何やら透明な液体を作り、

グラスファイバーという強力、しかし危険な香り漂う代物(ガラスの入った布で肺に入ると死ぬらしい、、いや死ぬのは大げさか?いやどうなのか?私はなぜかとても怖いもののように思ってる)を傷口にあて(お、つまりボード用のバンドエイドですね)、

先ほど作った透明な液体で傷口にくっつけ、(この透明液体を作るのが、またなかなか厄介で、A液にB液を垂らしぐりぐりかき混ぜて作るようなのですが、垂らすB液の量が微妙で、多すぎると固まらず、少なすぎても固まらない、しかも時間が経つと固くなってしまい糊の役割を果たせず、かといって早すぎると柔らかくて粘着力がない、といった長々とした説明が必要なほど調合がムズカシイ、しかもここまで読んでいただいて申し訳ないのですがこの説明の正誤が定かではない、カタジケナイ)、


で、乾かす。

乾いたらまたヤスリでシュッシュッシュッシュと削り表面を滑らかに。

、、、、。


おぉ〜ダンナさま〜、、、。

メルシー、ボークー♪

ほぉっら、チェルシ〜、もひと〜つチェルシ〜♪

あなたにもチェルシ〜あげたい♪



すみません、飲みすぎました。

今宵はこれにて。


でもやっぱり一言、言わしておくんなまし!


明くん、そして読んでくださってみるみなさま、


今日もいつもいい時間を過ごされますように。



Friday, January 11, 2013

Bird



ダイニングテーブルで仕事していると、時々パタパタパタ〜っと鳥がやってきました。


目の前に来て、

暫く、、、

ボ〜、、、と一休み。








横向いてみたり、、、









ちょっとかがんでみたり、、、







で、あっと言う間に、

彼方に飛んでった。


達者でな〜!







Thursday, January 10, 2013



里芋の葉っぱ達。

ずっと前に最初の葉っぱを載せた事がありました。

http://jerryjerryfish.blogspot.com/search/label/菜園

あれから土に植え、段々増えてきて、小さいながらも一回収穫。

弱くなったり、元気になったり。

、、、ウム、私みたいだ。








玄関に向かう途中に置いていて、ふとそちらに目を向けると一番大きい葉っぱが、微妙に風に揺られて、

おいで〜おいで〜って言ってみるたいで、ふらふら〜と側に寄ってみると、

小さいのも下の方に沢山開いてきてて、大きな水玉をコロコロさせていました。

風ってなかなか憎い演出をしてくれるな〜。









昨日夫が日本に出発。

一ヶ月。

力が抜けて、昨日は一日しょもない時間を過ごしました。

手足をバラバラに着けられた人形みたいに何だかうまく動かせない。

心(頭?)が思うから手足が動く、のであるから心がうまく思えないと体も動かない。

それでも日々は続いていて、お日様もしっかり動いてる。
いやまてよ、地球がしっかり回ってるってことだった、笑。

こういう時間にできる事をしなくちゃな。

先ずは、会計士さんに提出する書類作り!

その他、掃除、サーフィン、片付け、フランス語、児童文学論、etc。

来月始め、フランスに行きます。

今回は一人。
ホームステイで3ヶ月。

話は変わりますが、「葉」って字が好きだと最近気づきました。

知らぬ間に自分と自分が離れていて、
そんな発見をするとヒントを与えられたみたいです。

フランスで発見してきます。




Wednesday, January 2, 2013

新年




明けましておめでとうございます。

今年も始まりましたね。

写真は1月1日のレインボーです。









左端はさらに濃く輝いて、水玉と一緒に。








右端は沢山のお家とともに。








そして、全体はうっすらダブルレインボー。






おまけでもう一枚。

木と交流してます。






光、雨、空気、の共同作品。

何度も見られる事もあれば、当分見られない事もあり、

自然は気まぐれで、だから有り難い。


去年から司馬遼太郎著の「竜馬が行く」を読んでます。

ただいま大政奉還実現に向けて駆け出しました。

其の案を海援隊のみんなに伝えたところ、

「孤児になりますぜ」と言われ、

「男子の本懐だろう」と答えた竜馬。

これだけ言われてもなんやねん?と思われると思います、、

説明を試みましたが、6巻分を説明する能力は皆無でした。

欧米が日本を植民地にしようと虎視眈々と迫っている中、

日本を救うためしかも自分の好きな事で救う事を考え、辿り着いた。

いざゆかん!


2013年、みなさんにとっても素晴らしい年となりますように!