井上靖著「蒼き狼」をまた読んでます。
リセットしたい時、気持ちを落ち着けたい時、読みたい本が見つからない時、
手に取ります。
決して動かぬ山のような冷静さを持つチンギスカン。
冷静である事の大切さをいつも教えてもらいます。
冷静に物事を見、感じ、考える、そういう人は常に今を見るのと同時に
それは意識してではないのかもしれませんが、
かなり先の事も同じくらい考えている気がします。
凡人には時に理不尽に思える命令にも、
モンゴルの蒼き狼達は一言「諾!」といってチンギスカンの命令を実行します。
爽快で公正で大胆で緻密、そして何よりチンギスカンは誰よりも優しいんです。
その優しさに触れたくて読むんだ、と今書いていて気づきました。
チンギスカンが写真の風景を見たら、
羊に食べさせる草が沢山あるって、喜ぶだろうな。
でも決して笑顔は見せないだろうな。
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